前回の記事で「空間は金なり」という文言が出てきましたが、今回はゴミを捨てた人と捨てない人の違いを考えてみましょう。
「ゴミ」もモノですから当然、空間を占め、重さがあります。
空間を占めるということは自分の居場所(空間)が多くのゴミによって占拠されるということです。
いつかは使うだろうと考え収納してあったものを大掃除の時に、片づけようとすると何年も使っていないことに気づきます。
「もったいない」
と言ってまた収納してあった場所に戻すか、いやもう何年も使わないのだから自分には必要ないといってゴミやリサイクルとして出すのか。どちらかです。
前者だと捨てきれずにまた収納箱に戻して部屋の空間を占拠させてしまうことになります。
収納スペースもギュウギュウ詰めでいると、どこに何があるのか分からなくて二度買いすることにもなります。
できるだけどこに何があるのか分かるような状態で収納スペースも使うべきです。必要なものを取り出すときにもギュウギュウ詰めだと時間がかかります。
できるだけモノを減らすことがスッキリした生活を送れます。
相田みつをさんの詩に次の詩があります。
いいですか
どんな大事なものでもね
荷物はみんな捨てて下さいよ
自分のからだも捨てるんですからね
三途の川の番人の言葉を書く
人は生まれたとき、スッポンポンでなにも持ってこなくて産まれてきます。死ぬときも何も持っていけません。
そう考えるとモノにこだわらない生き方ができそうです。
【参考文献】
『「捨てる!」快適生活』飯田久恵著 三笠書房